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« 意志のあるスケート | トップページ | 2011モスクワワールド女子フリー採点について »

2011/05/04

2011モスクワワールド女子SP採点について。

前の記事で「採点については別にします。」と書いたので、今回の採点(特に女子)についてはこちらでまとめます。まずはSPから。


女子の採点、特に上位2人についてが一番紛糾しているところだと想像はできますが、
わたしは両方とも、演技を見終わった直後に



キム・ヨナ
安藤美姫



この二人は同じような点になりそうだな、と予測できたので特別驚くこともありませんでした。
「あたしってスゴイでしょーーー!」
ってことが言いたいわけではないです。


そして、今回美姫ちゃんが勝ったことで溜飲を下げている人々もいるでしょうが、
1年ぶりにヨナの演技を見たみどろの正直な実感は


ヤバイwwwwwwwwwww

です。



やっぱりキム・ヨナが一番上手だ。


何事にしろ「基礎がしっかりしている」ことがこれほどまでに強いというのは
教育的観点からすると大いに世界中の人に見てほしいところでもあり、
個人的には「わ~~~もうあなたは違うステージに行ってくれー」と懇願したくなるところでもある(笑)


「自分の意志で続けるなら、応援する」と書きました。
キム・ヨナが本当に表現したいものをもって戻ってきたら、おそらくかなう敵はいないと思います。今ですらいないんだから。


それでも。
自分で道を選んで一歩踏み出そうとする若者がそこにいるのなら、
そんな個人的・狭量なナショナリズムは排除して、大人として応援しようと思うんです。
いろいろ言ってる人がいますが、みっともないですよ、大人が。


それに、我々は本当に素晴らしいものを見ることになるかもしれないし。
国も人種も越えて。
素晴らしいものが見たいからみどろはフィギュアスケートを見ているので、勝った負けたは置いておいて、素晴らしい技術と表現、それを見せたいという意志をもって滑るスケーター。
3つ揃ったら、点数なんかどうでもいい、見たこともない境地に達すると思います。
ワクワクします。是非選び直して出てきてほしいですよ。
「何で復帰しなきゃいけないのかわからない」と思いながら滑っている演技に、人は感動しないのよ。




...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。




さて、採点ですが。


まずはSPについてです。


安藤美姫

わ、ヤバイ。リンク貼ろうとして今動画見たらまた泣いた


安全策をとって3Lz-2Lo、3Lo、2Aの構成できました。
スピンはすべてレベル4、ステップは3にプラスが付きました。
安全策をとるくらい、本人の実感として調子がよくなかったのでしょう。
結果的にはこの策でよかったと思いますし、すべてのエレメンツでプラスをとったクオリティでした。大変素晴らしかった。
ただ、「安全策をとった」くらいですので、滑り自体のスピードは普通で、慎重に慎重に、表現に気を配りながら滑っている印象でした。もちろんそれでよかったと思います。
だいたい、世界トップクラスにいる選手の「普通」だから、当然いいスピードなんですよ。




次にキム・ヨナ

言っとくけどねー(急に尊大w)。あたしはストリーミング→Jスポと移動して、第一滑走の選手から全部見てたんだよー(笑) 
明らかにこれまで滑ってきたすべての選手の中で一番スピードがあった。
あれだけのスピードで突っ込んでいけるのは、ジャンプに絶対の自信があるから。
加えて最初の何ストロークかでトップスピードに乗れるのは、スケーティングスキルが高いから。
動画だとちょっとわかりにくいですねー。録画されてるかたは、是非大画面できちんと確認していただければと思います。
すでにお気づきの通り、彼女のジャンプはクセがなく、踏切から回転、着氷までまったくスムーズに流れていきます。踏切でスピードを殺さないから、幅も出て、さらに高さもある。
ジャッジが教科書ジャンプと評するのももちろんだと思います。

ところが、ここは試合勘とも言えばいいでしょうか、着氷で制御しきらずステップアウトしました。これはただのジャンプの失敗という以上に、コンビネーションを跳び損ねています。
これを、次のフリップ(当初の予定ならステップからの単独ジャンプ)に2Tをくっつけてリカバリー。これがまた驚くべき対応能力で。


1年試合から離れていた選手が、冒頭の、しかも自分にとって得点源のコンビネーションを跳び損ねて、とっさに次のジャンプに2Tつけられるという機転。現役で試合に出続けている選手でもできない選手はいるのに。
しかも元々質が高いジャンプなので、とっさにつけたコンビネーションでも、最初から予定して跳んだ選手よりも質が高い。マイナスするところが無い。


最後の2Aは「あ、ここに2A入るんだ」と跳んでから気づくような、準備動作がまったくないジャンプ。質は言うまでもなく。


次にスピン。
元々彼女はスピンも上手な選手で。てか一分のスキもなかったからオリンピックのチャンピオンになれたわけで。スピン全種、マイナスするようなところは皆無でした。
で、これの何がすごいって、今季、スピンのルールに大幅な改定があったんですね。
おかげで「ちゃんとやってたつもりなのにノーカン」「ちゃんとやってたと思ったのにレベル1」とかいう選手が序盤戦でいっぱい出ました。浅田真央も1度レベル1を喰らってます。


もちろん、それを受けて次の試合で修正すればいい話で、大体の選手は対応してきましたが、最後まで苦しんだ選手も多く。高橋大輔も、レベル獲りのために突然ドーナツスピンやりだしたり(←爆笑ポイント)、国内で代表落ちしたアボットも、スピンのレベル認定には苦しめられました。我らがジュベールも。


一発勝負で挑んできたキム・ヨナが、たった一回のその場できっちり全部レベル4を獲り切ったんですよ。しかもプラスのつくクオリティ。舌を巻きますね。


よってスピンはすべてレベル4。残りステップはレベル3にプラスが付きました。


はい、一旦整理しまーす。(CM入りまーす風タモさん)

安藤美姫:
3Lz+2Lo
3Lo
2A
FSSp レベル4
SlSt レベル3
CCoSp レベル4
LSp レベル4



キム・ヨナ:
3Lz
3F+2T
FSSp レベル4
2A
LSp レベル4
SlSt レベル3
CCoSp レベル4


全部のエレメンツを比較してみてください。2人ともステップとスピンは同じなんです。
あとはジャンプの構成と、加点がどれくらいつくかの差、なんです。
ジャンプ3つについては安藤美姫:16.2、キム・ヨナ:16.0で安藤が0.2リード。
残りは加点です。どうひいき目に見ても、安藤よりヨナのが加点はもらえます。それだけ質が高い。特にスピン。
と、なるとこの時点で安藤の0.2のリードはプラマイゼロくらいに。


次にPCSも、ヨナのが高いのは仕方ないと思います。あれだけのスピード。それを支えるスケーティングスキル。みどろはPCSってのは「何の根拠もない主観」ではなく、結局はSS(スケーティングスキル)に集約される、というかSSの上でどれだけ表現しているかに尽きる、と思っています。スケートだからね。


となると、ヨナのが上なの?と思うところですが、そもそもヨナは最初のルッツに失敗してステップアウトしています。ここは確実にマイナスされるポイントです。PCSのプラス分を相殺するくらいのミスだと思います。




結論



安藤とヨナには似たような点数が出る。



点数が出る前にみどろは確信しました。
出た結果が


安藤:65.58、ヨナ:65.91


似たような点 でしょう?



これでヨナは1位になるわけですから、「1位」が納得いかないのはわかりますよ。
でも点数を見ようよ、点数を。
これはただ単に、「足し算してったら端数が出た」ってレベルの差だよ。




SPでの結果をみどろは


両方1位


だと捉えています。騒ぎ立てる意味がわからない。
美姫ちゃんには盤石のフリーがあるんだし、このわずかな点差なんか普通にやったらひっくり返せる。




旧採点時代は「何位なのか」が非常に重要でした。
むしろ今回は、この採点方式で良かったと認識を改める場面だと思うよ。
もし旧採点だったら、安藤は非情にも2位になるわけで、順位点0.5の差をフリーでひっくり返さないといけない立場に追いやられてた。
今回は2位だろーがなんだろーが、逆転できることが見えている状態でフリーに臨めばいい。
この辺は新採点方式の利点だと思いますよ。


もちろん、旧採点時代に、失敗のあった選手の方に1位をつけるか、といったらそれは微妙な問題で、また違った結果が待っていたかもしれませんが、


もう旧採点じゃないジャン!!


あれから6年くらい経ってるジャン!!


もう慣れましょうよ。慣れましょう。



というのがSP当日のみどろの感想です。フリーは次の記事で。
ただしまったく同じ観点で見ていて、「あ、これは似たような点が出る」と思ったので、ここまでで何か腑に落ちるポイントがなかった人は、フリーも同じことだと思うので、ここで離脱してください。

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コメント

私もみどろさんと同じように予想しながら見ていました。SPはヨナのルッツのステップアウトとPCSの差が相殺されるだろうと。FSは安藤さんのPCSが思ったより出ました。これも今期積み重ねてきた実績のおかげでしょうね。相殺できるPCSの差の範囲でよかったです。
話は変わりますが、コストナーはそれほど実績がなくとも、フリーで良い演技をするとあれだけのPCSが出ていますから、実績を積めばヨナぐらいもらえるようになるかもしれないですね。まあみどろさん仰る通りSS基準ですからね。そう考えるとレオノワのPCSはちょっと地元点かなあと。あとガチンスキーも(笑)感覚的に出すぎな印象がありました。

こんにちは、初めまして。いつも楽しくブログ拝見しています。今回の女子SPの採点については、私もみどろさんと同じように思って見ていました。(専門的な事は全く分からないのですが・・・。)
なので、どうしてあんなに一部の方がネット上でキム選手の事を叩いているのか、すごく不思議でした。
ただ、そうは言っても私は安藤選手のプログラムが凄く素敵で好きなので、優勝出来るかな~して欲しいな~とハラハラして見てたのですが。
あと、記事と関係ないですが、シズニー選手が総合5位だったのが残念でした。
絶対4位だと思っていたので・・・。

airsdeparisさん、こんばんは。

コストナー素晴らしかったですよね!
「牧神の午後」大好きです。
本当は美姫ちゃん、シズニー、コストナーの87年組で表彰台を埋めてほしかったのですが、仕方ないですね(^^ゞ

元々スケーティングとステップには定評がありますし、ノーミスでやったらコストナーにもいいPCSが出ると思いますよ!
ヨナと同じだけの質とSSをもってるのは、現在コストナーだけな気もします。
あくまで全部ちゃんとやれれば、、、の話ですが

レオノワとガチは、、、明らかに地元上げ?w
でも今年は黙っておきます。「ロシアさん、ありがとー」なので(笑)

きいろいとりさん、はじめましてこんばんは。
素敵なお名前ですね

はい、まったく同じです~。
美姫ちゃんに勝ってほしいから手に汗握って見てたけど、
採点を冷静に考えるとこうなるんですよね~。

シズニー惜しかった(>_<)
彼女、引退の噂が一回出ましたが、来季も頑張って続けてほしいです!是非ぜひ。
いつかシズニーがワールドで表彰台に乗ってくれると嬉しいな~。

みどろさん、こんにちは、はじめまして。
私は現地に行ってた者ですが、周りが日本人ばかりの席だったので
キムヨナちゃんと真央ちゃんの点が出たときのブーイングがすごくて悲しくなりました。
なんだかひいきの引き倒しのような気がして。私がみどろさんだったら周りの人たちに
点の説明が出来たのにね。

さてさて、私にユーモアがないだけかもしれませんが、
>高橋大輔も、レベル獲りのために突然ドーナツスピンやりだしたり(←爆笑ポイント)
とはどういう意味なんでしょうか?
みどろさんもご指摘の通り、今季はスピンのレベル取りが大変でした。
曲想に合わないスピンも取り入れないと点が出ないし、どの選手も苦労していたと思います。
決して身体が柔軟ではない彼がそれでもドーナツスピンを取り入れたのは苦渋の決断だったと思うのですが、爆笑するポイントは、彼のドーナツスピンが下手だったということですか?
それとも彼がレベル取りに走ったという事実に?
なんだかちょっとかわいそうな言われようだと思ってもし私の誤解なら説明して頂きたいです。
単に私にユーモアのセンスがないと言われたらそれでも結構なんですけど。すみません。


オリオン座さん、はじめまして^^

まあ、現地に行かれてたんですね。羨ましい~。
日本でも点数が出た直後は荒れましたよ~w
私の声なんてかき消されるくらい。。。
ジャッジに敬意がないって残念ですよね。

さて大ちゃんのドーナツスピンですが、あれ?!えっ?笑わないですか??
不快にさせてしまったのならすみませんが、ん~~~~ファンほどその愛しさに思わず笑ってしまうところかと思ってました。

例え話をすると、、、
自分の子どもがゲームばっかりやってる。「1日2時間までよ!」
と約束させて、毎日2時間くらい経ったところで「もう止めなさい」って声をかけてたとしますよね。

子どもからすると「まだ2時間経ってないジャン」とか「あと10分で終わるのに」とか言いたいことはいっぱいあるんだけど、毎日毎日「もう止めろ」って言われておもしろくない。

ある日「もう2時間よ、そろそろ止めなさい」って声を掛けたら、子どもが「まだ1時間56分だよっ!」ってストップウォッチを目の前にかざしてきたら、、、笑いません?(笑)

「そうね、じゃああと4分ね」って思わず笑ってしまう。そういう感じ?

逆にわかりにくかったらすみませんwwww

みどろサマ>
オリオン座様のコメント受けまして、再び
(ジュベネタで泣かせる気はなかったのよ~(>人<)ゴミンネ)
ま~でもサッカー代表が岡ちゃんジャパンだろうがザヤックジャパンだろうが『何で俊輔出さね~!』って叫ぶオッサンサポーターは必ずいますからね♪(笑)
 
多分、次の次のW杯でも叫んでますね
 
フーリガンよりは人畜無害つうか(笑)

 
 
…え~っ、で、大輔スピンについての感想なんですが
J‐SPORTホムペの田村岳斗さんのインタビューで、二人とも「レベルを取ろうと思うと曲想に合わないスピンも入れなきゃいけないんだよね」と話してたので
今読み返してみると、色々感無量というか、切ないんですけど…
 
それを吹き飛ばすくらいベタべッタのコッテコテのラテンを踊ってくれるのが高橋選手!!(日本人が下手に綺麗に踊ろうとすると、かえってさまにならない~その辺はアーティストだなぁと思います)
 
あと、完全に好き嫌いの問題なんですが、「男のど~なつ」ってね…私ゃどうも…
羽生のはまだ可愛いし、ソーヤーは元々変人なので(←暴言)
 
昔のプルシェンコもやってたけど…う~ん…
 
まぁ基本「女子選手が全員バレリーナ」じゃなくていいじゃないか!!
…って思ってる人なんで逆も認めなきゃ~っとは思ってんですけどね
 
 
稔センセ曰く
「足替えキャメルスピンは、股関節が柔らかくないとできない」
 
で、何かのバラエティで熊川哲也に本人が「イナバウアーができない」ってぶっちゃけトークしてたんで(ぎゃあああ!!!←そういえばイーグルとかやってるの観たことない…かも・汗)
「キャメルで足替えしてるううう!!!」
ってトコに私は驚愕いたしました
 
もともとレイバックスピンはできてたんで、慌ててブレード持ってる感アリアリの外国選手よりは確実に綺麗ですよね
本田師匠も「ドーナツスピン」って解説してますし♪
 
でもフライングレイバックだけはやるのね!?
そこは頑張るのね!!?
 
個人的にそこはツッコミドコロです
そして高橋に限り正式名称は「ど~なつすぴん(笑)」です 
 
みどろさん’sPIW情報によると、まだまだ隠し子、…じゃなかった隠し球持ってそうなんで…ふっふっふ♪ 
 
一回記事にしたいと思ってたこと全部コメントしてしまいましたf^_^;
 
ご苦情は東京都お台場塩原さん宛でヨロシコ☆

ながすくじらさん、本当にいろいろよくご存じだわ~。

そうなのよね~キャメルの足替えって男性は難しいらしいのよね~。
豊センセも言ってたわ。
んで体の硬い大ちゃんがエッジを持っちゃった! えっ!

今年みんなスピンには苦労してて「えっ、きみも? きみも?」って選手がドーナツスピンをやり出して、とどめが大ちゃん。
申し訳ないが笑ってしまいました

だから大ちゃん以外も笑うよ。KVDPとかさ。おいおいって突っ込んだw
まあそんなにキリキリしないでおくんなまし、ってなことで。

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