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2015/11/30

NHK杯の思い出

エリボンのショートもロステレコムもまだですが、このタイミングで上げるのもナンなんですので、NHK杯からいきますか。

羽生さんね…、羽生さん…。そろそろ黙ってほしいなあw
\(・_\)それは(/_・)/おいといて




NHK杯ってのは、日本のフィギュア界において欠かせない一大イベントです。
試合であるけど、もう、重要な「イベント」です。




そんな、NHK杯の歴史を網羅したムックが発売されました。

今回の長野のNHK杯でも先行発売されたそうなので、お見かけしたかたはいるかもしれません。

日本のフィギュアスケートの歩みをすべて経験してきたNHK杯。

地元の子たちはこの試合のフラワーガールをやれることを名誉とし、その中から未来のチャンピオンたちも生まれてきたという伝統の試合。

日本にとって。そして私たちにとっても、特別で、欠くことのできない試合です。



みどろは割と古い資料をとっておいているタチなんですが、そもそも大昔、日本のフィギュアスケートをどう発展させていけばいいか、先人たちが知恵を絞り出し、交渉に力を使って、「日ソフィギュア」という営みがあったらしいということを、古い資料で読んでいました。

当時のフィギュアスケート界を牽引するソ連に教えを乞うべく、そして日本でフィギュアスケートをやっている子どもたちに「本物」を見せるべく、ソ連の優秀な選手たちを招待して行うイベントだったようです。

当時選手だった人々が口々に吐露しています。
「当時はペアのリフトなんて、どうやるのか誰も知らなかった。写真で見て真似してやっていた」
「世界選手権やオリンピックに出て初めて、外国の選手たちの演技を生で見た」



この試みを経て、日本スケート連盟創立50周年記念事業の1つとして、国営放送NHKの力も借りつつスタートしたものが、現状我々が目にしているNHK杯の原点です。
(第3章「NHK杯・37年間のあゆみ」より)



みどろは89年、伊藤みどりの世界選手権優勝をきっかけにどっぷりとフィギュアスケートにハマったクチです。

それ以前からも目にしてはいたけれど、結局は、ココがスタートだったと今振り返っても思います。
「生で見たい!」と見に行った初めての試合が、'92年年第14回大会、代々木でのNHK杯でした。
みどりさんはアルベールビル後、現役引退を表明していましたので、この試合に出ることがないのは知っていました。
だけどアルベールビルで見た煌くような選手たち、デイヴィット・リュウやウソワ&ズーリン、ブラスール&アイスラー、そしてこれからの日本フィギュアを背負っていく選手たちを見られる期待感、何よりフィギュアスケートを生で見られるという興奮を、今も昨日のことのように思い出すことができます。


当時みどろは大学生でしたから、1日1万円以上はするチケットを、3~4日入手するというのは非常に勇気のいる行為でした(チケット獲り自体は簡単でした)。
当時学生でも作れたのはマルイのクレジットカードぐらいだったので分割支払いにして、でもできない購入方法もありましたので、それは貯金を下ろして、手が震えるような気持ちで入手したチケットでした。
(92年と言ったらバブル崩壊年、でも一般人の肌感覚としてはまだバブルただ中でした。その時代にあってさえ、芝居のチケットは3000円代、アイドルや一流アーティストのチケットですら5~6000円くらいというのが相場でした。)
全然関係ないのに、毎日とっておきの勝負服を着て代々木に日参したのを覚えています。


「まさか」と思いつつも、伊藤みどりさんが場内の関係者席で実況をしているのがわかり、ただそれだけで、伊藤みどりと同じ場にいて同じ空気を吸っているというだけで、もう死んでもいいと思うくらいの感激に身が震えていました。

製氷中のある瞬間、周囲の人たちが懸命に手を振っている場面に出くわしました。
見ると、関係者席の伊藤みどりさんに気付いてほしいと、腕が引きちぎれんばかりにみどりさんに手を振っているのです。
気づいたみどろも、慌てて一緒に手を振りました。
「みどりちゃん!」「みどりちゃん!」
会えて嬉しい。思わず声も出ていたかもしれません。
ずっとご自分の席で持ち物を整理したり、席の周りを片づけたりしていたみどりさんが、ふと、周囲に目をくれた瞬間、私たちに気付きました。


驚くことにみどりさんは「わたし?」と自分を指さしたのです。
私たちは首がもぎれるかと思うほどの勢いで首をうんうん縦に振りました。


理解したみどりさんが両手でぶんぶん手を振ってくれました。
私たちも両手がもげるかと思うほど手を振りました。


エキシビションでは伊藤みどりさんが特別ゲストとして「さよならの向こう側」を滑ってくれました。
引退発表後、みどりさんが名古屋のホームリンクの引退式でたった1度だけ滑ったプログラム。
当然その場に居合わせた人間しか生で見られていません。
そのプログラムを、NHK杯のエキシビで、みどりさんが滑ってくださいました。
曲が始まっただけでまだ滑り出してもいないうちから、みどろは涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしていました。


初めてのNHK杯の思い出はもう、「伊藤みどり」に尽きます。

そこをきっかけにして、翌年のNHK杯、幕張の世界選手権、プリンスアイスワールド、初期のファンタジー on アイスと、みどろのフィギュアスケート生観戦が始まりました。


当時は今と違ってインターネットはありません。
スポーツニュースやスポーツ新聞に情報を頼りたい気持ちのときも、当時のスポーツニュースの主役は野球でした。
(Jリーグも発足前)
若い人たちは驚くかもしれませんが。
だから、生で見るしかないのよっ。



まあ一応、そんな時代であったということだけは、想像していただければ幸いです。
当時、フィギュアスケートをTVで見られることといえば
このNHK杯がシーズン初戦、次に全日本選手権、そこで選ばれた人が世界選手権やオリンピックに出場、という三試合がメインでした。
時々ヨーロッパ選手権が深夜に放送されることもありました(上位陣のみの1時間)。
また、世界ジュニアも、日本人の誰かがメダルを獲ったりすれば放送されることもある(日本人を中心の1時間)、という程度。
当時はまだ四大陸選手権という試合も、GPシリーズというくくりも存在しません。
毎年、NHK杯を本当に楽しみにしていました。



今や全米選手権すら生中継される日本。
シーズンinすると悲鳴をあげたくなるほど試合が続く日々に巻き込まれますが、それは幸せな悲鳴でもあります。
そんな今でも、変わらずに毎年NHK杯はやってきます。
これからも。
メイドインジャパンの、日本っぽさも濃いNHK杯。
これからも長く、楽しみにしたい試合です。




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コメント

みどろさん、はじめまして。

みどろさんの想いのこもったスケートのお話が素敵でおもしろくて
ずっと前からストーカーみたいにこっそりうかがってましたが
思わずひょっこり出てきてしまいました。
(2人と3人の王子への愛ある記事も大好きです)

84年に、品川のリンクで滑っているみどりさんを見ました。
「すごい子がいるのよ」という先輩の言葉に
なんだかよくわからないけれどもついて行って見た、
最初で最後のみどりさんです。
目の前で見た彼女のジャンプは高くて早くて素晴らしくて
こんなすごいジャンプを飛ぶ子が日本に誕生したんだ。
という驚きばかりで、みどりさん以外の記憶は何も残ってないんですが・・・^^;)

みどろさんがおっしゃるように、
当時はテレビでもN杯、全日本、世戦しか放送されなくて
学生寮の食堂のテレビの前でわくわくしながら観戦したことが
とても懐かしいです。(歳がばれますね^^)
深夜の放送も懐かしいです。

N杯見てて
ああ、やっぱりNHKのフィギュアスケートいいなあと
そんなこと思っちゃったので、コメント書いちゃいました。
(今回はシブタニ兄妹のフリーに意味もなく泣けました)

そして、やっぱり今でも私の中ではみどりさんが一番です。

nabeさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

品川のリンク!!
そうなんですね、まさに「生」な姿をご覧になったんですね。
本当にリンク内でお会いして、滑りを同じ目の高さで見られたら、
いったいどんなスピードなんだろうとよく想像します。
すごいんでしょうね~。


>そして、やっぱり今でも私の中ではみどりさんが一番です。

そうなんですよね。
やっぱり。
結局。
どうしても。

みどりさんが一番です。
多分これからも。

私も1988年のカルガリーからのフィギュアファンで、1989年のみどりちゃんのパリワールドでの優勝演技は何度も何度もビデオが擦り切れるほど見返しました(笑)次のシーズンのシェヘラザードを滑っていたときが技術的にはみどりちゃんの一番脂がのっていた時ではないかと思っています。そのときのNHK杯の演技もビデオが擦り切れるほど(以下略(笑))
長くフィギュアを見てきて、自分が肩入れする選手の方向性に一貫性はあるのですが、そこにはまるとかはまらないとかファンだとかファンじゃないとか、そういうのを超えたところにみどりちゃんの存在はあります。

そして私の初観戦も1992年の代々木NHK杯だったんですよ~!私も大学生でした。
マルイのカード懐かしい~あの場所にアネコダさんもいたのですね!TBSがワールドを放送してくれましたが、全競技を流してくれるのはNHK杯だけでした。(よね?)
本当にNHK杯はフィギュアがいいときも悪いときもずっと変わらずそこにありますね。

マロニーさんもあの場にいらしたんですね!

そうそう。みどりさんは好きとか嫌いとか、タイプとか、ファンとかファンじゃないとかと超越したところにいますよね。

アイスダンスやペアをショートから放送してくれたのもNHK杯だけでした。
ほんと、なんか勝手に「我らが試合」って感じてます。

ごくたまーにコメントさせてもらっています。でも、いつも読んでいますよ!
ただ、melekのHNで書いたかどうか、忘れちゃったww

スケヲタというか、みどり愛全開の記事が素敵だったので、思わず書き込みっ。
「さよならの向こう側」最近カラオケでよく練習している曲なので、すごく反応しちゃいました。

それと、ほんとまぁ、羽生羽生って…「ちと、置いといて」って気分だったのでね。


melekさん、どもども。

遅レスすぎて本当にごめんなさい。
全日本始まりましたね。

> 「さよならの向こう側」最近カラオケでよく練習している曲なので

えっ。ナゼ今(笑)

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